勉強のモチベーションを保つコツ
「さあ、勉強しよう!」と気合を入れて勉強を始めても時間が経過してくると徐々にモチベーションが落ちてきてしまうという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
そこで、勉強のモチベーションを保つコツについてご紹介します。
集中力とモチベーションの違い
モチベーションを保つコツについてお伝えする前に、そもそも「集中力」や「モチベーション」とは何かについてふれておきましょう。
集中力とモチベーションは、関係性はあるものの別物とみられています。集中力というのはある物事に気持ちや注意を集中して取り組む能力のことですが、モチベーションとは動機づけや何かを成し遂げたいという思いであり、いわゆる「やる気」のことです。
そのため集中力があっても、モチベーションがなければ目標や目的を定めることができませんので、動機づけや成功に導くためのものとしてモチベーションは重大な鍵を握っていると言えるでしょう。
モチベーションに関わる脳の働き
モチベーションには脳の働きが大きく関係しています。モチベーションに関係していると言われている脳のパーツとして「側坐核(そくざかく)」があります。なにか作業を始めるとこの部分が刺激を受け、やる気を生み出す神経伝達物質・ドーパミンが分泌されて、やる気が起きると言われています。
側坐核は快感、嗜好などに関わる働きをしており、「達成感」や「成功体験」を経験することの心地よさを記憶すると言われています。好きなことや楽しいことをしていると時間を忘れて行ない続ける経験をしたことがある方は多いと思いますが、これは側坐核が刺激され続けてドーパミンが大量に分泌されている状態なのです。
逆に興味がないことでも何からの作業をしていると段々とやる気が出てきて、気づいたら作業に没頭していたということはないでしょうか?これは過去にその行動することで得た達成感などを脳が覚えていることで側坐核が刺激され、その行動をやり続けてしまう作業興奮が発生するためです。
モチベーションを保つコツ
それでは、勉強のモチベーションを保つにはどうすれば良いのでしょうか?
モチベーションを維持するには、まずは「成功体験」を得ることからスタートすることが鍵となるでしょう。脳は「成功体験」を繰り返すことでドーパミンが分泌されやすくなり、その作業をどんどん続けることが可能になります。簡単な成功体験を積み重ねることから始めしょう。
勉強時間は短い時間からスタートするようにしましょう。毎日少しずつ伸ばしていけばOKです。最初は自分にとって無理のない時間から始めることが肝心です。難解な問題から始めてしまうと「成功体験」を得ることが難しくなってしまいますので、勉強することによって得られる心地よさを感じられず、モチベーションを維持することができなくなってしまいかねません。
ハードルを少しずつ上げて行くことで「達成感」と「成功体験」を積み重ねることが可能になって、モチベーションを保つことができるようになるでしょう。
勉強が思うようにはかどらないと感じたときには、気分転換とモチベーションアップをかねて、目標にしている学校に合格したことをイメージして、お部屋探しをしてみてはいかがでしょうか?
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