お部屋探し用語集
申込・契約・不動産用語について
部屋を借りるのは初めての人が多いはず。申込から契約までどういう手続きが必要なの?必要書類は?お金は?…など基本的なことを押さえておきましょう。また、不動産の専門用語が分からないせいで、お部屋探しや契約に手間取っちゃった…なんてことがないよう、基本的な用語も学んでおきましょう!
- 貸主・借主とは
- 貸主→物件の持ち主または転貸者自身が借主の募集を行っている者。借主→物件を借りる契約を結んだ者のこと。
- 入居申込書
- お部屋を申し込む際に記入する用紙。
主な内容は
申込人(入居希望者)の住所・氏名・年齢・生年月日・決定進学校名
連帯保証人の氏名・続柄・生年月日・住所・本籍地・勤務先など
入居申込書を記入した後、入居審査を行う。あいまいな箇所や未記入の箇所があると審査できない場合があるのでできるだけ正確に書く必要がある。
- 申込金(手付金)
- 入居申込書提出の際、契約金の一部として不動産会社に支払うお金のこと。金額としては家賃の1ヶ月分が相場。このお金は契約時に初期費用の一部に充当されるが、支払った後に入居希望者の都合でキャンセルする場合は返金されないことがある。
- 入居審査
- 貸主や管理会社が入居希望者に部屋を貸すかどうか判断すること。入居申込書を元に記入事項に虚偽はないか、賃料の支払い能力があるかどうかを審査する。入居審査には大体1週間位かかるのが一般的。
- 重要事項説明書
- 物件の名称・所在地・貸主・契約内容・禁止事項など、一定の重要事項を記載した書面のこと。不動産会社は賃貸借契約成立前に入居予定者に対して宅地建物取引士が説明し、この書類を交付する義務がある。
- 禁止事項
- 重要事項説明書に記載されている。一般的にペット飼育・楽器等の演奏など近隣の住人に迷惑になる事は禁止されている。
- 宅地建物取引士
- 宅地建物取引士資格試験に合格し取引士証の交付を受けた者。宅地建物取引業を行う事務所等ごとに置かなくてはならない。契約を交わす前にすることが義務付けられている重要事項説明は宅地取引士が行わなければならない決まりがある。
- 賃貸借契約書
- 契約する物件の所在地、借主の氏名・人数、入居費用の金額、その物件を使用する際のルールなどが記載されている。内容を確認し、契約者と保証人が署名・捺印した後、貸主が署名・捺印することによって契約が完了する。
- 契約時に必要な物
- 借主・連帯保証人の住民票、収入証明、印鑑証明、契約金など
- 保証人
- 借主がなにかトラブルを起こしたとき、債務の全責任を負う人のことをいう。契約者が未成年の場合は保護者が保証人になるのが一般的。最近は保証人代理サービスを利用することで保証人不要で契約できる物件も増えている。
- 収入証明
- 家賃が支払えるかどうか審査をするために提出する書類。源泉徴収票での収入証明が多い。
- 印鑑証明
- 市区町村に届けてある印鑑(実印)届の証明書。
- 契約金
- 契約の際に必要なお金。一般的に敷金や礼金、入居月の家賃・管理費・雑費、仲介手数料などの合計。
- 敷金
- 賃貸借契約で借主が家賃を滞納したり、部屋を壊すなどした場合の損害賠償の支払いを担保するために、貸主に預けるお金のこと。契約が終了する際、借主に債務不履行がなければ返還される。
- 礼金
- 入居する際に、貸主に支払う一時金のひとつ。契約期間が終了しても返還されることはない。
- 家賃・前家賃
- 部屋の賃料のこと。物件によっては管理費・共益費などが含まれている。前家賃制とは月末(指定日)に翌月の家賃を支払うことをいう。
- 日割り家賃
- 月の途中で契約した場合などの家賃は契約した日(または翌日)から月末までの日数で計算される。「1ヶ月分の賃料(家賃+管理費など)÷その月の日数×月末までの残日数」が日割り家賃となる。
- 家賃発生日
- 家賃支払い対象になる日。この日よりも後に入居したとしても家賃は発生日より計算される。
- 入居可能日
- 入居できる状態になる日付。前入居者退去後原状回復がなされた時となる。
- 管理費・共益費
- 学生会館や学生専用マンションの場合、管理人の人件費に充てられる費用。管理人がいない物件の場合は共用部分やゴミ置き場の清掃費などに使われている。一般的に共用スペースの少ないアパートよりエレベーターやオートロックが完備されているマンションのほうが高い金額になる。
- 公共料金
- 水道代・ガス代・電気代などの光熱費。家賃、管理費・共益費とは別途負担となる。一部の学生会館などで予め管理費に含まれている物件もある。
- 仲介とは
- 貸主と借主の間に入って賃貸借契約を締結させること。媒介ともいう。
- 仲介手数料
- 契約時に貸主と借主の間に入って賃貸借契約をまとめた不動産会社に支払う手数料のこと。紹介してもらってもその物件に申込をしない限り支払う必要はない。宅地建物取引業法により「仲介手数料は最大で家賃の1ヶ月分」とされている。
- 火災保険
- 部屋を借りるときは火災保険に加入するのが一般的。費用としては2年で1~2万円が多い。物件によっては学生保険に加入する必要があることもある。
- 鍵の受け渡し
- 契約した部屋の鍵を受け取ること。一般的には契約した不動産会社、もしくは貸主から受け取る。
- 契約期間・契約更新料
- 部屋の契約期間は1年または2年としているものが多い。契約期間以降も継続して住みたい場合は契約更新をすれば住み続けることができる。その際に支払うお金を契約更新料という。契約更新のときに新たに礼金・敷金を支払う必要はない。
- 定期建物賃貸借契約
- 定期借家契約ともいう。普通建物賃貸借契約は契約期間が1年以上でないと締結できないが、定期建物賃貸借契約は契約期間を自由に定めることができ、1年未満でも契約可能。定期建物賃貸借契約は原則として契約の更新ができない。しかし、再契約の定めがある場合は再契約をすることで住み続けることができる。
- 宅地建物取引業免許
- 不動産業を行うにはこの免許が必要とされ、通常不動産会社の店内に掲示されている。この免許には国土国通大臣(○)第○○○○号または知事(○)第○○○○号とあり、2ヵ所以上の都道府県に事務所を構えている会社には国土交通大臣免許、1つの都道府県にのみ事務所を設置している会社には知事免許が交付されている。5年ごとの更新によりカッコ内の数字が大きくなり、不動産業としての営業年数の目安になる。
- 共用部分
- 住居の階段や廊下、エレベーター、ゴミ置き場、駐輪場など居住者全員が共有する場所のこと。この部分がきれいかどうかでその建物の管理体制が分かる。
- 専有面積
- 各部屋の居住面積のこと。専有面積は収納やトイレ、お風呂なども含まれた面積なのでそれらを除いて、実際に自由に使える広さはどのくらいなのか実際に見て確かめることがベスト。
- 間取り
- 1R/ワンルーム。部屋の中にキッチンが備わっているもの。
1K/部屋とは別にキッチンがあるもの。
1DK/部屋とは別に4.5帖以上のキッチンと食事が出来るスペースがあるもの。
1LDK/部屋とは別に8帖以上のキッチンと食事が出来るスペースがあるもの。
2K/2部屋と部屋別のキッチンがあるもの。
2DK/2部屋と4.5帖以上のキッチンと食事が出来るスペースがあるもの。2人暮らしに適している。
- 新築物件
- 建設中、もしくは完成後1年未満で未入居の物件。前入居者が居ないため、綺麗。
- 築浅物件
- 建物完成後数年未満の物件。マンションタイプで築年数が浅い物件はオーロック付き、バス・トイレ別でキレイな建物が多い。
- 改装物件
- 古い物件など、内部を綺麗に住み易くリフォームされた物件。畳からフローリングに、壁の張替え、などほぼ新築物件に近づく場合が多い。
- 修繕
- 通常、修繕は貸主の義務とされているが、借主の故意や過失により修繕が必要となった場合は、借主が費用を負担しなければならない。
- 体験入館
- 一部の学生会館が実施している、何日か体験として入居させてくれる制度。
- 最低家賃
- その物件の一番安く設定されている部屋の家賃のこと。一般的には1階の部屋であることが多い。
- 家賃相場
- その地域での一般的な物件の相場。東京都心部(山手線など)・西部(中央線・京王線など)・南部(小田急線など)は人気も高く、相場も高い。都心から離れるほど相場は安くなる。