学校推薦型選抜に評定平均は関係ある?
在籍している高校の推薦枠で受験する「学校推薦型選抜入試」。出願するには、出願条件をクリアし、高校からの推薦が必要ですが、評定平均はどのように関係しているのでしょうか?
■高校での学習状況を示す成績評価=評定平均値
評定平均とは、在籍する高校の1年生時から3年生時までの「成績評価=評定」の平均値のことです。学校の評定は、①高校でどのように授業や学習に取り組んできたか、②学習の到達度・達成度、③学習目標に対する課題、などが総合的に評価された値です。
学校の成績は、考査やテストの点数だけで決定することはなく、「学びに向かう人間性」など、その生徒が主体的に学習に取り組めたかどうかを必ず評価しなければなりません。同じ高校内であれば、成績は同様の観点と評価規準・評価基準に基づき成績が算出されます。
■誰が推薦されるか?
つまり、「評定平均」は高校側にとっては、「その生徒が推薦できる人物であるか否か」を検討するための重要な評価指標です。学校推薦の枠には1名や2名などの人数が決まっているため、同大学への進学希望者が枠の人数を超えていた場合には、評定平均が大きく影響するケースも少なくないでしょう。
大学側にとっては出願条件として、「〇.〇以上」という具体的な数字を定めており、その条件をクリアしている生徒を求めているということになります。出願条件は最低限の値なので、高ければ高いほど有利であると考えて問題ありません。
■高校入学時から評定平均を上げるための努力を!
学校推薦型選抜への出願の条件は、すべての科目の評定平均で「〇.〇以上」という指定に加え、特定の科目の場合が「〇.〇以上」と定められている場合があります。
評定平均は急に上げることはできないため、高校入学時から3年生に至るまで、コンスタントにコツコツ日々の勉強に取り組むことが必要になります。つまり、「評定が高い」ということは、その時々の学習目標を持続的に達成してきた証です。
学校推薦型入試では高い評定平均が定められている場合が多いので、この入試形式での大学受験を考えている方は、1年生の段階から評定を上げる努力をしましょう。高い評定平均を獲得し、出願条件をクリア&高校内での選考で枠を勝ち取ることができれば、志望大学への合格はぐっと近づきます。毎日の授業や定期考査をしっかりがんばれる生徒が強い入試ともいえるでしょう。
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