国際学生寮を選ぶメリットとは

大学進学を機に寮生活を始めようと考えている人の中には、日本人学生と外国人留学生のための混合型の国際学生寮に興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

国際学生寮はグローバルな人材を育成する場としても注目されており、さまざまな大学がその運営に力を入れています。

今回は、国際学生寮を選ぶメリットについて解説します。

いろいろな国の友人ができる

国際学生寮では、いろいろな国の留学生と友達になるチャンスがあります。

普段、大学のキャンパスや教室内で留学生と顔を合わせていても、仲良くなるのはなかなか難しいものですが、生活空間を共有している寮なら気軽に声をかけることができるでしょう。

寮生同士の親睦を深めるためのイベントが開催されていることも多いので、寮内で顔を合わせる機会がない留学生や、学部や学年が違う留学生とも知り合うことが可能です。

外国人の友達を作るハードルが低い＝国際学生寮といっても過言ではないでしょう。

異なる文化・習慣・価値観への理解が深まる

異文化コミュニケーションの実体験ができ、他国の文化や習慣に対する理解をより深めることができるのも、国際学生寮を選ぶ大きなメリットです。

慣れないうちは、カルチャーショックを受けたり、考え方の違いに戸惑うこともあると思いますが、国の違いによる壁を身近に感じることこそグローバル人材への第一歩。

異なる価値観を尊重し、多様性を受け入れられるようになるまでの過程も、大きな学びになります。

語学力を含むコミュニケーション能力が向上する

国際学生寮で使われる言語は、世界の共通語である英語がメインになることが多いので、日々の会話やコミュニケーションを通して英語力のアップが期待できます。

語学というのは試験で高得点を取っていても、コミュニケーションツールとして実際に使いこなせるとは限りません。

特にリスニング力やスピーキング力は伸ばすことが難しいため、いつでも周囲に外国人がいて英語に触れることができる国際学生寮は、英語力向上に理想的な環境といえるでしょう。

日本にいながら留学体験できる

前述したメリットは、かつては留学をしないとなかなか享受するのが難しいものでしたが、国際学生寮が一般的になったことで、国内にいながら留学体験ができるようになりました。

海外留学は経済的な負担が大きかったり、渡航先によっては安全面でのリスクが高い場合もあります。

国内にある国際学生寮なら、こういった不安要素が払拭されるため、海外留学へのハードルが高い学生でも留学体験を実現することが可能なのです。

まとめ

国際学生寮は単なる「生活する場」としてだけでなく、「グローバル教育の場」としての価値も高く、従来の学生寮にはない特色があります。

進学する大学に国際学生寮がない場合でも、民間の企業や行政法人などが運営する国際学生寮を選ぶという選択肢もあるので、少しでも興味があれば積極的に探してみることをおすすめします。

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