新たに設けられた「専門職大学・専門職短期大学」ってどんな学校?
2019年から新たに「専門職大学・専門職短期大学」という教育機関が設けられました。従来の大学や短期大学とはどのような点が違うのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、新たに設けられた専門職大学・専門職短期大学の特徴をお伝えします。
専門職大学・専門職短期大学の学習内容
従来の大学や短期大学の場合は、学問としての学習に重点が置かれていました。しかし、専門職大学や専門職短期大学の場合は、職業に直結した実践的な学習に重点が置かれています。
専門性が必要とされる職業に就業することを目的としていますので、学習内容の30%から40%以上が実習等の科目として設定されています。企業内実習等を通して2年制課程で10単位、4年制課程で20単位以上取得することが条件となっています。
理論的な学習と実践的な学習を、バランスよく学ぶことが出来るカリキュラムとなっているため、効率的に専門的なスキルを身につけることができます。
専門職大学・専門職短期大学で取得出来る学位
専門職大学(4年制)を卒業すると「学士(専門職)」、専門職短期大学(2年制あるいは3年制)を卒業すると「短期大学士(専門職)」の学位を取得することが出来ます。また、専門職大学の前期課程を修了すると「短期大学士(専門職)」の学位が与えられます。
専門職大学や専門職短期大学の入学条件
高等学校卒業生だけでなく、社会人・編入学生など多様な立場の人たちを入学対象者としています。そのため、従来の大学や短期大学とは異なった入学条件が設定されています。
専門職大学や専門職短期大学の入学試験では、いわゆる筆記試験だけではなく、小論文や面接に加え、集団討論やプレゼンテーション能力や適性なども選考の基準となります。そのほか、実際の業務経験や取得している資格、技能検定試験結果などが加味されます。このように入学の可否は、入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する方法で決められることになっています。
従来の大学や短期大学であれば、筆記試験対策を行なうことが入学条件を満たすための学習方法でした。一方、専門職大学や専門職短期大学の場合は、目指している専門職に必要な資格や技能検定試験を受験していることで、より有利になる可能性もあります。
進学先の選択肢が増える
これまで多くの方が、高等学校卒業後の進学先の選択として、専門学校か大学しかありませんでした。しかし、専門職大学の登場で、これからは様々な職種が新設され、進学先の選択肢がふえていくでしょう。自分の将来像にあった進学先がみつかるといいですね。
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