学生会館で取り組まれている防災対策特集

実家から離れて学生生活をスタートする際、不安要素の一つになるのが自然災害が発生した場合の対応についてです。
南海トラフ地震や首都直下型地震など、巨大地震発生に対する警戒も年々高まっており、災害への備えは万全にしておく必要があります。
今回は、学生会館で行われている防災対策にフォーカスします。
学生会館での災害対策
学生会館の建物は、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)や鉄筋コンクリート(RC)など、耐震性を兼ね備えた頑丈な造りになっているのが一般的です。
また、入居者数が多い施設では受水槽が設置されていることが多く、災害によって断水が起きても生活用水を確保することが可能となっています。
具体的な災害対策は各施設によって異なりますが、2011年の東日本大震災を機に全国的に防災・減災への取り組みが進み、さまざまな対応が取られるようになりました。
学生会館で行われている災害対策例には、以下が挙げられます。
- 食料・飲料水の備蓄
- 避難訓練の実施
- 非常用発電機の常備
- 簡易トイレの常備
- 常備灯や防災ヘルメットの配備
- かまどベンチの設置(炊き出し&暖が取れる)
- 安否確認システムの導入
非常食の備蓄について
災害時にはライフラインが停止したり、物流システムが機能しなくなる可能性があるため、最低でも3日分、できれば1週間分の食料品を備蓄することが推奨されています。
学生会館では館生全員分の3日分の非常食が保管されていることが多く、ストックするための防災備蓄庫が設置されている場合もあります。
緊急時に食べやすい食品類を自分でも用意しておくと、さらに安心です。
そのほかにも、個別で行っておきたい防災対策には以下があります。
- 住んでいる地域のハザードマップの確認
- 非常用持ち出しリュックの準備
- 身分証明、健康や医療、金銭管理に関連する情報の管理
- 家族間での安否確認方法および連絡手段の共有
- 公衆電話の場所と使い方の把握
災害時には携帯電話の回線もつながりにくくなるため、災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)の使用方法についても確認しておきましょう。
防災意識を持つことの重要性
防災対策が整えられている施設で暮らすことは、実家から離れて生活する学生さん本人だけでなく、親御さんにとっても安心です。
しかし、大災害がいつ発生するかという予測は難しく、どんなに対策をしていても絶対に安全ということはありません。
ここで重要なポイントとなるのが、一人一人の防災意識です。
災害を他人事として捉えていると、いざという時に冷静な判断ができずにパニックになるおそれがあります。
居室や共用スペースからの避難経路を確認しておくとともに、避難訓練が行われる際には積極的に参加するようにして、非常時に取るべき行動を事前にシミュレーションしておくことが重要です。
まとめ
学生会館のような共同生活を基本とする施設では、個人で行うには難しい対策も施設規模で対応が可能なため、実家暮らしとは異なる安心があります。
とはいえ、いざという時に自分の身を守るのは自分自身です。
自然災害の被害の大きさは、地理的な特性も大きく影響するため、住む地域の土地の特徴についてもしっかりと把握しておくようにしましょう。
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