推薦入試とは?3分でわかる大学推薦入試
AO入試と同様、メジャーな大学入試方法である推薦入試。推薦入試での受験を考えている受験生の方は、本記事で概要をつかんで試験対策に役立てましょう。
大学の推薦入試とは
推薦入試は、現在90%以上の大学が採用している入試方法です。AO入試と一緒にされることも多い推薦入試ですが、両者の間には明確な違いが存在します。学力の重視度が比較的低く、受験生の人物像が重要なAO入試に対して、推薦入試では高校での学業成績が重要な要素。AO入試と違い学校長の推薦も絶対条件です。
推薦入試は学力試験が免除される代わりに、高校生活に関する調査書、面接、小論文などによって受験者をふるいにかけます。
推薦入試の種類
推薦入試の種類はおもに2つ、公募制と指定校制推薦です。公募制推薦は、大学の出願条件を満たしており、かつ学校長の推薦があれば出願が可能。指定校制推薦よりも募集定員が多いとされています。国公立大学の場合、公募制推薦は専願が基本ですが、私立大は併願OKのケースも。
指定校制推薦は、大学が指定した高校の生徒だけが出願することができる推薦制度。出願すれば合格率はほぼ100%ですが、厳しい校内選考を生き残らなければなりません。基本的に出願は専願となっています。
推薦入試のスケジュール
生徒や学校が公募制推薦の募集要項を手にすることができるのは6月。8月から9月にかけて願書が配布され10月から出願という流れになります。選考は10~11月で、合格通知が届くのが12月上旬です。
指定校制推薦も募集要項が配布されるのは6月。7~9月の校内選考を経て、9月から出願を開始します。10~11月中旬の選考を経て、合格者が発表されるのは1月下旬です。
AO入試との違い
推薦入試とAO入試の違いは、意外とよく知られていないもの。両者の違いを完璧に把握して、自分に合った入試方法で受験しましょう。
入試形態
AO入試は受験者の人物像を重視する入試形態ということもあり、繰り返し面接を実施します。しかし、推薦入試の場合、調査書に記載されている学力や高校での生活態度をおもな審査基準とするため、面接の回数が少ないのが特徴。
高校の成績の重要度
AO入試は学力よりも人物像を重要視しますが、推薦入試では「高校時代にどれだけ頑張ったか」が重視されているため、高校での成績がとても大切です。高校3年間を通して真面目に学業や部活に打ち込んでいなければ、学校長の推薦すらもらうこともできません。
高校からの推薦の有無
高校からの推薦に関係なく個人で受験することができるのがAO入試の特徴。一般入試では入学できないような大学にもチャレンジすることができます。しかし、推薦入試はその名の通り高校から推薦されることが絶対条件。
とくに指定校制推薦は、大学側が定める高校でなければそもそも推薦されることはありません。
推薦入試の概要をつかんで自分に合っているか判断
推薦入試は高校での頑張りに基づいて合否が決まってしまう入試形態。逆にいえば3年間真面目にコツコツと勉強していれば、学力試験免除で大学に入学することも可能です。推薦入試が自分に合っているのか、早い段階で把握しておきましょう。
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